| 川越 |
あと、これからのCMとか広告に望むことってありますか?
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| サトー |
うーん・・・・・、昔は流行語大賞の出どこってCMだったり
したけど、最近ないでしょ。
CMっていうものが、そこまで話題になってないじゃない?
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| 川越 |
ああ、そうですね。
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| サトー |
もう、広告っていう生き物の寿命が衰退期に入っているとは
思うのね。
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| 川越 |
はあ、死んじゃうか・・・。
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| サトー |
わずか、TVCMって50年だしね。
TVドラマも視聴率下がってるっていうし。
今や、多くの人がCMってものにインタレストを持ってない。
それどころか、ぜんぜんCMってものを信用してない。
「ま、広告で言ってるのはそういうことだけどさあ」って、
キレイゴトだってことを見透かされてるでしょ。
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| 川越 |
そうですねえ。
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| サトー |
なので、これからのCMにどうあって欲しいというか、
お得意さん(クライアント)も気づかなきゃいけないことは、
従来の広告手法でやってても、商品のこと振り向いてくれないよ、
ってこと。
今、おもしろくもなんともない“ザ・広告”の面構えをして、
安心してるだけなんだよね。お得意さんもクリエイターも。
「あ、広告らしい広告ですね」って(視聴者に)思われた段階で、
振り向かれないんだよ。だから、今まで50年で作り上げてきた
広告の定型みたいなものをぶち壊して、ということに
クリエイターもお得意さんも真剣に取り組まないと。
つまんないものが大量生産され続けることになるよ、と。
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| 川越 |
なんだか、今CM作るのって、システマティックに過ぎる。
って感じありますよね。段取り決まり過ぎっていうか。
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| サトー |
そうだね。宣伝会議とか広告批評とかの講座で、学生さんでも
CMの定型にはまったアイディアは出せちゃうわけだよね。
15秒の後半には決まって商品カットがあって。って。
そういう意味では、お得意さんだって定型のコンテは
書けちゃうわけだから、僕ら(プランナー)はそこへ
「そうじゃないですよ」って啓蒙しなきゃいけないだろうな。
ってことかなあ。
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| 川越 |
ふむ。
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| サトー |
ユニクロのCFがあの時期、あれだけ注目されたってのは、
静寂であることっていうのが、広告の定型を壊してたから、
っていうことだと思うし。
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| 川越 |
なるほど。
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| サトー |
ま、CMにこうあって欲しい、ということはないけど、
せめて自分はこうありたい、っていうことでいえば、
「僕だから」という哲学に基づいたものを創り続けて
いきたいって事かな。
それがやれなくなったり、それが受け入れられなくなったら、
僕がプランナーをやる理由ってのもないので。
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| 川越 |
ええ。
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| サトー |
で、僕がやりたいことというのは、
笑うことでも、きれいだなと思うことでも、
バイブレーションの高いもの、かなあ。
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| 川越 |
はあ。(???)
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| サトー |
すごい素敵な絵や器を見るときって、立ち止まるじゃない?
そういうような、絵とかいうのは、高いバイブレーションを
発していると思うので・・・。
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| 川越 |
ああ。(!!!)
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| サトー |
やるんだったら、そんな精妙な高いバイブレーションをもった
美しいものを、それが撮れるカメラマンと組んでやりたいし、
笑いをやるんだったら、とてつもなくいかれた電波、波動の
高いものをやりたい。そんな感じかなあ。
ま、それを楽しく、やれればなあ。
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| 川越 |
ふむふむ。
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| サトー |
昔、現場で監督が威張りくさってるのとか見てきたけど、
それであがったものにそのギスギスした感じが出てたりとかして。
現場のムードとか、気持ちよさとか、そういう雰囲気っていうのが
フィルムに焼き付いちゃうんだよね。
だから、これからも気持ちよくやれればいいかな。と。
気持ちよく創って、気持ちよく観てもらえればいいな。と。
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| 川越 |
あー、今日はホントありがとうございました。
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